
オブリガートとは、メロディ(主旋律)の裏で流れる「別のメロディ」のことです。裏メロディやカウンターメロディなどとも呼ばれます。
1.オブリガート(裏メロディ)の具体例
百聞は一見にしかずということで、まずは、次の参考曲をお聴きください。
【参考曲】野田工房オリジナル曲「どうして」
中央から聴こえるボーカル(初音ミク)がメロディ、
左から聴こえるバイオリンの音色がオブリガート(裏メロディ)です。
2.オブリガートの役割とは
参考曲からわかるように、「メロディ」と「オブリガード」(裏メロディ)が交互に駆け合うことで、曲が盛り上がっていることが分かります。
よく聴くと、メロディ(主旋律)で音を伸ばしている間や、休んでいる間に オブリガートが細かく動いていることが分かります。逆に、オブリガートが音を伸ばしている間や、休んでいる間に、メロディ(主旋律)が動いています。
このように、メロディが休んでいる隙間を「オブリガートで埋める」ことで、曲をより盛り上げる効果が期待できます。
3.作曲時のオブリガードの効果的な作り方
オブリガードの作り方は簡単3ステップです。
(1)まず、メロディを用意します。
(2)メロディを邪魔しないように、メロディの休符や白玉で伸ばしている箇所で細かく動くようにオブリガードを作ります。
(3)逆にメロディが細かく動いている箇所では、オブリガードを伸ばしたり、休ませます。
4.オブリガードに最適な楽器(音色)
オブリガートでは、メロディと駆けあいを行うため、メロディの性質に近い楽器が向いていると思います。また、基本的には和音は使わないため、単音楽器が好ましいでしょう。参考曲のようにバイオリンなどが最適だと思います。